精神科の特徴は、目に見えない病気を扱っているという所です。
いかに患者さんの立場に立てるのかが、精神科医になる上でかかせない要素です。
その時に必要な能力こそが、コミュニケーション能力です。
第一声に、「大変でしたね」や「辛かったでしょう。
もう大丈夫ですよ」など相手の気持ちを察した言葉がけをしていく事が、その後の患者さんとより良い関係を築くために重要なコツです。
精神科医として働くという強い決心があるのならば、患者さんが安心して治療に臨めて、最終的には笑顔で精神科を卒業できるように導いていく術を勉強してほしいものです。
治療をするのに一番重要な事は、投薬療法ではないという事を肝に銘じて下さい。
薬はあくまでも一時的な対処療法に過ぎません。
病気自体を治すのは、精神科医とのコミュニケーションから生まれる安心感や心地の良さです。
病院経営に惑わされず、患者のためを思って会話の向上を目指してもらいたいです。