2008年に人気を集めた職業といえば、「納棺師(のうかんし)」ではないでしょうか。
納棺師の仕事とは亡くなった方を棺に納めることと、その為に必要な作業を行うものです。
その年にアカデミー賞外国語映画賞と日本アカデミー賞最優秀作品賞受賞の、話題となった映画をきっかけに、存在が知られることになりました。
この頃の日本は既に高齢化社会が加速し、老後の独居暮らしなどが当たり前になりつつある時代背景もありました。
そんな時代において、これまではスポットライトが当たってこなかった、葬儀や供養に関わる職業が注目されたのも納得がいきます。
宗教観や個人の価値観などに関係なく、必ずやってくる出来事に対して多くの方が考え、終活という言葉を耳にするようになった時期とも重なります。